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おくすり情報 No.04 クスリをともだちに -クスリの副作用ってなに- (2004年5月発行)
クスリは、体にとって何らかの影響をあたえるものです。 その影響の強さが適度であれば病気は治り、影響の強さが適度以下ではクスリは効きません。 逆に適度以上では副作用が起こります。
クスリのつきあい方を理解して副作用をださないようにし、おともだちになりましょう。 今回は、この副作用について説明しましょう。
●薬効と副作用
クスリには病気を治す効果(薬効)と、期待しない効果(副作用)があります。 この薬効や副作用には大きな個人差があり、個人差についてはお酒がいい例です。 いくらお酒を飲んでも平気なヒトと、適量でほろ酔い気分になる人、全く飲めない人がいるように、クスリもまったく同様です。 ある人には特効薬であっても、他の人には効果が少ない場合や副作用がでて使えないということがあります。
●のみあわせ
クスリの中には、他のクスリが体の中にあると、体の中のクスリの濃度が高くなる場合や逆に低くなる場合、 また、薬効を打ち消してしまうもの、副作用を起こしやすくするものなどがあります。
このようなクスリの組み合わせを「のみあわせ」(専門的には相互作用)といいます。
■副作用を起こさないためには■
クスリにうまく働いてもらい、副作用をおこさないために、クスリの飲み方(服用)には注意しましょう。
特に2つ以上の診療科や医療機関にかかるときや、薬局で購入した薬を飲んでいるときは、 現在服用しているクスリを主治医や薬剤師に伝えて、相互作用がある場合には、他の相互作用がないクスリに変更したり、 クスリの量を増減するなどの処置をしていただく必要があります。
クスリは病気を治す為の大切なパートナーです。医師、薬剤師の指示をよく守って正しく服用して下さい。
そして、もし副作用と思われる症状を感じたらすぐに主治医に相談して下さい。